こんにちは、「名古屋漢方.com」のムセキです。今日は、「夏ダメージのお肌を身体の中から改善する初秋の漢方養生法」を書いていこうと思います。
特別な何かがあるの?
秋の初めのケア?
秋の季節は、全体的に空気が乾燥します。また、夏の暑さや紫外線、胃腸の冷えで、お肌もダメージを受けています。
秋の初めの時期でケアをしておくと、後々の時期が楽に過ごせます。
身体内部からのケアの方法を書きますので、男性女性関係ありません。少しでも参考になれば幸いです。
冬に向けてどうすれば良いか?
まずは、「どういう方向でケアをすれば良いか?」というのが大事です。
秋の時期は、漢方では乾燥の時期と言われています。五行では金というグループになり、人間では肺になります。
つまり、空気が乾燥してくると、肺のグループに属するものが主に影響を受けるという事になります。
皮膚も、漢方では肺のグループになりますので、乾燥の影響が強く出てきます。また、夏のダメージが残っているので、そこに熱も加わります。
で、私たちはそれら季節の影響に、何とか対抗する必要があります。
乾燥と熱が主という事であれば、対抗するには、逆に「お肌に潤いを保つようにする。」ように養生をすれば良いという事になります。
冬も寒さと乾燥が続きますので、冬に向けての目標もそれで良いでしょう。方向性を決めるだけでも意識するようになりますので、効果はとても大きいと思います。
お肌の潤いを保つというのは?
お肌の潤いを保つにはどうしたら良いのでしょうか?
お肌が属する五行のグループの金は、「身体内部の結果が出る」グループと言われています。つまり、人間の身体であれば、他の臓器の結果が肺に出てくるという事になります。
それに対してケアするには、他の木火土水のグループを何とかしないといけないという事ですが、実はそこには裏技があります。
その裏技というのは、秋の次の季節の冬が教えてくれます。冬というのは、五行では水のグループになりますので、身体で当てはめますと腎になります。
腎は、身体の潤いを主に調整している臓器ですので、この部分を守るように生活すれば、お肌が潤う方向に行くという事になります。
腎は真陰ですので、漢方的に言い換えますと、「身体の陰を作る。」という表現をする事もあります。
ちなみに、潤いを保つんだったら水を飲めばいいじゃないか?と思われるかもしれませんが、実はそれはNGです。
それをすると、胃腸が水浸しになり、身体が冷えてきます。そうしますと、そちらを治す事が優先になり、皮膚は後回しにされます。
具体的にどうなるかと言いますと、潤いを保つどころか、逆に皮膚は荒れてきます。水飲み健康法等は間違った健康法と言えます。
お肌に潤いを保つ具体的な方法
前の見出しまでで、大雑把に概要をお話しましたが、ここからは潤いを保つ具体的な方法を書いていきます。参考にして頂ければ幸いです。
食事は軽めにし、特に意識して早く寝る
お肌の潤いを保つには、とにかく身体の五臓の中で腎に働いてもらう事が大事です。腎に働いてもらうには、食事を軽めにして胃腸を休め、長めに寝る事しか道はありません。
よく、マスコミではエンドレスサマーナイトとか言っていますが、そんな事をすると身体がボロボロになります。
とにかく意識して寝る事、休む事が大切です。
軽く散歩をする
休むばかりでも良くないですが、動きすぎも悪いです。一番良いのは、体内循環を活性化させるように軽く散歩する、というのが一番です。夕方に30分位歩くと、丁度いいですので、お勧めです。
ストレスを取る
これは当たり前だと思われると思いますが、一般的なストレス発散方法とは少し違います。
漢方では、ストレスは肝に溜まると言われています。逆に言いますと、肝に溜まったストレスは物理的に対処出来るという事になります。
肝のマッサージ
多分、この記事のメインです。ストレスを取る方法として、一般的には「好きな事をする」「叫ぶ」「声に出す」等の発散方法が言われる事が多いと思います。
私も記事で、ストレス発散について書いています(下にリンク貼ります)が、その方法ではなく、今回は「肝の上を刺激する」という方法をご紹介します。
この方法は、右の横隔膜の下、丁度、肝臓のある部分を自分の手で押したり、叩いたりする方法です。
ストレスが溜まっている方は、この部分を刺激しますと嫌な刺激が出てきます。それでも構わずに刺激を続けると、身体が少しずつ軽くなってくるのが解ると思います。
これを毎日してから寝ると、お肌への悪影響も少なくなりますのでお勧めします。
続きを見る陰陽五行説の考えを使って、ストレスを効果的に発散する方法
足マッサージ
この方法は、別記事にて詳しく書いていますので、参考にして頂ければと思います。
足のマッサージを終えると、疲れが取れて身体が楽になります。疲れはお肌には敵になりますので、この方法を使って取って頂ければと思います。
その他の方法
参考までに、初秋のお肌ケアのヒントになりそうな別記事へのリンクを置いておきますので、参考にして頂ければ幸いです。
続きを見る漢方的に「先祖供養」は心腎交通を高めます。
続きを見るお肌を内側から綺麗にする6つの漢方の知恵
お読み頂きありがとうございます。
以上です。少しでも参考になれば幸いです。以下より、他の漢方記事が検索できますので、宜しければご活用下さい。
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