こんにちは、「名古屋漢方.com」のムセキです。今日は、疲れが溜まった日の夜に自分で行っている足マッサージ法を記事で書いていきます。
一般的に、「マッサージはとても時間がかかって大変!」というイメージがあると思います。
しかし、今回ご紹介するこの方法は、そこまで大変ではなく、効果が高く、疲労を狙い撃ち出来ると自負しております。
特に時間が無くて責任も重く、体調管理を要求されるような方にお勧めします。一度お試し頂ければと思います。
本当に効くの?
簡単にできるなら。
それではよろしくお願いしますm(_ _)m
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教えて下さったのは患者さん
元々、この足マッサージを教えて下さったのは、私の漢方の師匠先生ではなく、そこに通って見えていた患者さんでした。
ある時、師匠先生の家で集まりがあったのですが、その時にその患者さんに「先生先生、ちょっと来て。」と呼ばれてこの足マッサージ法を受けました。
その時は「ありがとうございます!」とお礼を言って帰ったのですが、その次の日、非常に身体が軽くなっていました。
それを経験してから、身体に疲労が溜まって抜けない時に、セルフケアの一つとして自分で行う様になりました。
何故効いたのか?
「足を揉むだけでこんなに疲れがとれるのか!」とビックリしたのですが、何故ここまで効くのか不思議だと思い、色々と調べてみました。
色々と本等を調べて、更に自分で考えてみた結果「恐らくこれかな?」という理由が見つかりましたので、今から書いていきます。
足は下半身の底辺、全体重を支える部位、言わば家で言いますと基礎の部分です。
その基礎の部分は、陰陽五行説では腎(骨)と肝(筋)の領域になります。「肝腎要」という言葉もありますし、足マッサージをする事で、結果的にその部分の一日のケアをした事になるのではないかと気がつきました。
考えてみますと、腎経や肝経の系統は両方共に足の経絡に属しますし、ふくらはぎはよく攣って芍薬甘草湯で改善する事が多いので、肝の性質が色濃く出ている部分でもあります。
「肝は罷極(ひきょく)の本」と言われていますが、それは「疲れに耐える所」という意味です。つまり、足のマッサージは、「肝腎のストレスをケアする事そのもの」と言えます。
足マッサージの具体的方法
それでは、足マッサージの方法を書いていきます。全部で①~③までありますので、順番にご確認頂ければと思います。
実際に行う場合は、テレビでも見ながらゆっくりとマッサージして頂くと良いのではないでしょうか(私はよく世界〇思議発見を見ながらしています)
。①→②→③の順に私は揉んでいますが、順番は特にありませんので、好きな順で良いのではないでしょうか。
①足指のマッサージ
最初は足指のマッサージです。足の指の横側や裏辺りを強く押すと痛いですが、特にその辺りを中心にして10本全て揉んでいきます。
指を全体的に摘まんで、クルクルとねじりを加えながら引っ張るようにマッサージするのも非常に効果があります。
ある程度ほぐれると首肩の力が抜けていくので、それが効いているかのバロメーターになります。ここを出来る限り念入りにマッサージしておくと、次の日が楽です。
②ふくらはぎのマッサージ
ふくらはぎのマッサージは疲れを取るメインになります。ゆっくりと膝裏から下に順に揉むと、首肩の力が抜けてきます。
何故首肩の力が抜けてくるかと言いますと、丁度ふくらはぎの部分は太陽膀胱経が通っていますので、そこを刺激しますと気が流れて首筋が柔らかくなります。
③その他部分のマッサージ
踵(かかと)のマッサージ
基本的に固い部分ですが、その固い骨を取り巻いている筋肉をほぐす事で、重心が下に落ちて上半身が軽くなります。
この辺りは腎経のツボや膀胱経のツボが集まっていますので、この辺りを揉むと身体の根本のエネルギーを整える事になります。
脛(すね)のマッサージ
膝から脛にかけてマッサージします。足の骨のサイドを中心にして、上からゆっくりとマッサージして行きます。
そのルート上には足三里という胃経のツボがあるのですが、その辺りは気持ち良いですし、効果も高いので念入りにしておくと良いと思います。
胃腸の調子を良くします。
以上が足マッサージ法の全てです。時間が無い時は、手早くササッと軽くするだけでも、身体が軽くなります(私も、朝にしています)。
一度お試し下さい m(_ _)m
お読み頂きありがとうございます。
以上です。少しでも参考になれば幸いです。以下より、他の漢方記事が検索できますので、宜しければご活用下さい。
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