*本方法は自己責任で行って頂きますようお願い致します。
こんにちは、「名古屋漢方.com」のムセキです。今日は、セルフ打鍼(だしん)について記事に書いて行きます。
「打鍼」というのは、江戸時代に御園意斎という方が開発された鍼の方法です(参考:詳しくはWikipediaの打鍼術)。
一時期衰退しましたが、昭和の時代に刺さない方法として復活しています。
鍼というと、一般的には「痛そう」と思われがちですが、刺さないという事でしたら安心です。
で、セルフ打鍼って何?
自分でも出来るんですか?
難しくない?
本当なら鍼灸師の先生にして頂くのが一番だと思うのですが、そこまで時間もお金も無い、手軽にリフレッシュしたい、という方に、私が「セルフ打鍼」というのを考案してみました。
もしかしたら、他の方もされているかもしれませんが、私の周りでは見えないです。
本格的な理論は省いて、簡単な方法にまとめました。
仕事上がりやデスクワーク後、読書後の肩こり筋肉のこり等をほぐす事が出来ますので、もし良かったら一回試してみて下さいね。
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セルフ打鍼考案のきっかけ
セルフ打鍼を私が考案したきっかけをお話します。
まだ私が名古屋で漢方修行に明け暮れている頃に、知り合いの鍼灸師の先生に打鍼の施術を受けた事が発端になります。
鍼というと刺すものとばかり思っていたので、「刺さない鍼がある」というだけで驚きでしたが、それがまたよく効きまして、身体がかなり楽になって感動した事を覚えています。
その後、「自分でも簡単な方法が無いかな?」と探して、色々と試してみて行きついたのが、これからお話するセルフ打鍼の方法です。
こんな方にお勧めです。
セルフ打鍼をお勧めする方ですが、サラリーマンやOLさん、学生さん等、デスクワークが多い方が良いでしょう。
また、著しい冷えや胃腸虚弱が無い方、高齢者では無い方が良いと思います。
と言いますのも、この方法は骨に振動を与えますので、思った以上に身体に影響が出るからです。
元気が無い方ですと、逆に疲れてしまう可能性もありますので、行って頂く際には注意が必要です。
セルフ打鍼に使う道具
元々の打鍼術は、槌(つち:トンカチ)と鍼に分かれています(参考:Wikipediaの打鍼術)。専門の鍼具はかなりお値段もします。
これが買えれば一番良いのですが、セルフでする場合は、安く済ませたいので、ホームセンター等に売っている小さい木槌を買って使います。
良いものが無ければ、100均のすりこぎ棒でも良いです(私は25cm位の細めのすりこぎ棒を使っています)。
また、鍼はこの方法では省略しましたので使いません。
以上を用意すれば、準備完了です。
セルフ打鍼の方法
準備が完了した所で、実際のセルフ打鍼の方法についてお話していきます。
本当はツボ等を刺激するのが良いのですが、自分でするのも面倒ですので省きます。実際に私が受けた打鍼の施術も、ツボではありませんでした。
さて、そうしますと「何処を叩けばいいの?」という疑問が出てきます。
実は、その時の施術では関節を重点的に叩いていました。骨をコンコン叩くイメージです。
全身の関節を叩く事で、筋肉が緩んでリラックスする事が出来ます。ですので、セルフ打鍼でもこの方法を取ります。
ここで注意点ですが、強く叩くと痛いので軽めにコンコンと叩く事をお薦めします。
軽く叩くだけでも、骨には結構振動が伝わります。効果がかなり良い方法ですので、行う際には叩く強さに気を付ける必要があります。
セルフ打鍼の効果
私が長年行ってきたセルフ打鍼では、自分で木槌を持って、それで全身の関節を直接叩きます。
そうしますと、骨が振動して気が動きます。骨が振動しますと、それにくっついている筋肉も振動し、こりが改善します。
足のくるぶし、かかと、膝等を叩くと全身への効果の波及が強いように思います。
また、肩周りの骨の出っ張っている部分を叩くと、肩こり首のこりが重点的に楽になります。
この方法を考案してから、自分自身の肩こり首筋のこりに悩まされる事が少なくなりました。
まとめ
本当に簡単な方法ですのでお勧めします。
まとめますと、以下のようになります。
ポイント
1、木槌かすりこぎ棒を用意
2、全身の関節を軽く叩く
3、元気のないや高齢者の方等、体調の優れない方は、行うかどうか体調と相談
安価ですし、簡単な方法だと思います。一度お試し下さい。
お読み頂きありがとうございます。
以上です。少しでも参考になれば幸いです。
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