「名古屋漢方.com」のムセキです。
今日は、漢方を勉強していく上で「必ず手元に置いておきたい!」と私が思っている本の中で、漢方入門にお勧めのものをご紹介しますm(_ _)m
漢方の本が一杯あり過ぎてよく解らない!
入門者向けの本はどれだろう・・・?
どの本も高そう。読まなくなったら勿体ないな。
と迷われている方に、特にお勧めの本をピックアップしています!
私のブログだけでも基本を中心に押さえられますが、もっと知識を深められますので是非手元に置いて欲しいと思います。
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最新カラー図解 東洋医学 基本としくみ
日本全国で講演されている有名な漢方医である、仙頭正四郎先生の本。
「本当に漢方が初めてで、全体を広くカバーする本が無いか?」と言われたら、迷わずにこの本をお薦めします。
基本の陰陽から五行説、漢方診療や経絡まで、一通り載っていますので、最初に買われる本としては最適です。
カラーで図やイラストも多いので、パラパラめくって気になる所を見るだけでも為になります。
私も漢方を直接、縁のある人に教えていますが、そこでも真っ先にお薦めしている本です。
お薦めして買っていただいた知人に、今の所100%感謝されています(笑)。
新装版 漢方医学
漢方の名医である大塚敬節先生が書かれた本の中で、特に、一般向け&漢方入門者向けのものです。
名医の本ですので、とても難しい事が書かれているように思いますが、専門的な話題を解り易く書いてあるので、読み終える頃には漢方が好きになっていると思います(笑)。
本のサイズも小さいので、携帯して出先や電車の中で読みたくなります。
また、巻末に漢方を勉強する心得が書かれていますが、何度読み返しても為になる言葉です。
自分自身、「散木」にならないよう気を付けていきたいものです。
漢方診療医典
前述の大塚先生も編集に携わられている医典です。
医師、薬剤師、鍼灸師等、専門で携わる方に特にお勧めです。
これは、漢方の基礎から診療方法、疾患別の対処方法、方剤や生薬などあらゆる漢方の診療に必要な情報やコツが書かれています。
専門用語も多いので、仙頭先生の「最新カラー図解 東洋医学 基本としくみ」と合わせて読むと良いと思います。
漢方処方解説
この本は、私が処方を見るのに愛用している処方集です。矢数道明先生著作となっております。
大抵の処方が、内容や使い方、症例等と纏まって載っていますので非常に使いやすいです。
理屈関係なく一冊は手元に欲しい本。只、専門用語も多いのでその辺りは注意が必要です。
中医臨床のための中薬学
結構高い本なので、お勧めするかどうか迷ったのですが、生薬の本は必須なのでご紹介します。
この本は、中医学で使われる生薬が網羅されています。日本の漢方では使われる事が少ない修治の紹介や、生薬の使い方も載っています。
私の仕事場にも一冊置いてあり、生薬の調べものをする時に使っています。
生薬単(ショウヤクタン)-語源から覚える植物学・生薬学名単語集
生薬を覚えるのには非常に有用な本です。
学名も載っており、また、トリビアも非常に多いので、読んでいて楽しい本。
患者さんへの生薬や処方の説明に幅が出ますので、この知識を使いこなせるとエンターティナーになれます(笑)。
そういった意味では、薬剤師の服薬指導で生薬を話す時に特に役に立つ本です。
お読み頂きありがとうございます。
以上です。少しでも参考になれば幸いです。以下より、他の漢方記事が検索できますので、宜しければご活用下さい。
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