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【サンプル有】漢方服薬指導ハンドブックのご紹介

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漢方服薬指導ハンドブック表紙

漢方服薬指導ハンドブック表紙

ブログ「名古屋漢方」管理人の、ムセキ(@nagoyakampo)です。

本業は薬剤師で、漢方が専門です。

2019年12月、ブログの「漢方薬の効果や副作用の解りやすいデータベース」の脱稿が見えて来た時に「そろそろ本としてまとめたいなあ。」と思って以来。

1年がかりで書いてきた本を出版する事が出来ました。

それがこの本です↓

医療用漢方製剤の処方全て網羅、全部で300ページ超え。

よく書いたよ自分。ブログ更新もストップさせて、仕事・家事・子育て除く自由時間は全部これに費やしました。

この記事では、その「漢方服薬指導ハンドブック(以下、本書)」についてご紹介します

本記事の最後には、サンプルを上げています。どうぞ、ご覧ください。

本記事は、以下の構成になっています。

本書の概要

本書のお勧め出来る方

本書のお勧めポイント①

本書のお勧めポイント②

本書のデメリット

本書のサンプル

まとめ

自分自身が書いた本なので、正直中途半端な売り方はしたくありません。

メリット&デメリットをしっかりと把握された上、サンプルも使って頂いてご納得の上お買い求め頂きたいと考えてます。

それでは、宜しくお願い致します。

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本書の概要

ムセキ
簡単に言うと「医療用漢方の服薬指導ツール」です。

長年働いていますと、同僚で色々な薬剤師の先生に出会います。その方々を見ていますと、総じて「漢方が苦手な方が多いなあ。」という印象です。

確かに、今の薬学教育ではそこまで本格的に漢方を教えませんので、どちらかというと趣味の領域という印象が強い領域になります。

しかし、医療現場では普通に漢方処方が出てきますし、ドラッグストアに行けば棚に当たり前の様に並んでいます。

薬剤師は薬のプロです。好き嫌い言ってられないですよね。でも、漢方は苦手。

本書はそんな方の為の本です。

本記事の下にあるサンプルをご覧頂ければ解りますが、服薬指導例、添付文書の効能効果、用法、副作用、原典の条文、名前の由来、漢方視点から見た解説等、服薬指導に欲しい情報を一冊にまとめてあります。

また、漢字が苦手な方にも読める様、処方名や生薬、難しい漢方用語等の難読文字の横には振り仮名を振っています(小さいルビにしようとも思ったのですが、ご高齢の患者様も見える為横の振り仮名を採用しました)。

服薬指導時、漢方の服薬指導で使って頂けたら幸いです。

本書のお勧め出来る方

ムセキ
薬剤師の先生は勿論、漢方を扱う医師、医薬品登録販売者、鍼灸師の先生、薬学生の方にお勧めです。

本書を「服薬指導ハンドブック」と銘打っている通り、調剤における服薬指導時での使用をメインに想定しています。

ですので、調剤に従事している薬剤師の先生方にオススメです。

漢方が苦手な先生は勿論の事、得意な先生にもお使い頂ける様に条文の現代語訳も載せています(私自身でもデータベース的な使い方になると思います)。

患者様に本書をご覧いただきながら説明して下さっても良いでしょう。色々と使用方法のバリエーションを考えるのも楽しいですよね。

また、医師、医薬品登録販売者、鍼灸師の先生、薬学生の方にも本書は使って頂けます。

漢方を説明しなければいけない時や、辞書的に調べる事が必要になる場合もあります。

医療用漢方製剤のみにはなりますが、その様な場合等に本書がお役に立てるのではないでしょうか。

それでは、次の見出しから本書のポイントについてご紹介していきます。

本書のお勧めポイント①

ムセキ
漢方の服薬指導の質が上がり、かつ、簡単になります。

手前味噌な話ですが、本書を使用する事で、漢方の服薬指導の質が上がります。

書いた自分が使ってもそうなりますので、これは自信を持って言えます。どれだけ勉強しても、条文や細かい使い方はとっさには出てこないものです。

それを簡単にチェックしながら、場合によっては患者様と確認しながら服薬指導が進められるのは大きなアドバンテージになります。

また、漢方や漢字が苦手な薬剤師の先生の場合、服薬指導例等を確認しつつお話頂ければ、自信を持って説明出来る様になります。

そして、服薬指導後に条文や解説文章を確認して頂ければ、それだけで漢方の力がついていきます。

本書が「服薬指導ツール」と上でご紹介したのは、そういう流れがあるからになります。業務で使って頂いて、力を発揮する様にしてあります。

これが一番のポイントになります。次に、二番目のポイントについてご紹介します。

本書のお勧めポイント②

ムセキ
医療用漢方の辞書的使い方が出来ます。

漢方処方の情報は、添付文書をはじめとして後世に書かれたものや西洋医学的な解釈のものはすぐ手に入ります。

逆に、出典の条文や昔ながらの使い方、処方名の語源等は探すのにかなりの時間を要する場合があります。

本書は、その辺りも考慮してパッと見れば解る様にしています。

また、漢方的な処方の説明もダイジェストでまとめてありますので、サッと確認出来て便利です。

その様な「辞書的使い方」を目的として使われでも良いのではないでしょうか。

ここまではメリットを中心にご紹介してきました。次の見出しでは、デメリットをご紹介致します。

本書のデメリット

ムセキ
ブログにあった「鑑別」がバッサリ無くなっています。

本書は、本ブログの以下のデータベースを元に作成しています。

「漢方薬の効果や副作用の解りやすい説明」データベース

ですが、下にあるサンプルと見比べて頂ければ解りますが、データベースにあった鑑別の項目をバッサリ省いています。

理由を一言で言いますと「紙面スペースの都合」になります。鑑別を入れると、A5の本のサイズに収まり切らなくなってしまいました。

ちなみに、A4サイズだと入ったのですが、それだとハンドブックではなくなりますのでその案は却下になりました。

後、一度、鑑別アリのパターンも作ってはみたのですが、何ページにも渡ってしまい情報量が多すぎて逆に見にくくなったというのがあります。

ですので、鑑別はブログの方を見て頂くとして、本書ではとにかく漢方処方の説明に特化した構成にしました。

更に、データベースには無い「処方名について」という項目を入れ、患者様との話題作りをしやすい様工夫してあります。

下の見出しにあるサンプルで、その辺りも是非ご確認頂ければ幸いです。

本書のサンプル

ムセキ
本書のサンプルを上げましたので、是非ダウンロードしてお使い下さい。

「漢方服薬指導ハンドブック」のサンプルは以下からダウンロードできます。

A5サイズになっておりますので、A4サイズで使用する場合は2ページを1ページで印刷されると便利です。

日頃よく目にする葛根湯、芍薬甘草湯、抑肝散、大建中湯、当帰芍薬散、補中益気湯、六君子湯を抜粋しています。是非、使用感をお確かめ下さい。

有名所だけしか出ない薬局にお勤めの方は、これだけでも十分かもしれませんね。

まとめ

ムセキ
ここまでお読み頂き、ありがとうございます。

本記事では、私が編集した「漢方服薬指導ハンドブック」の詳しいご紹介をさせて頂きました。

漢方が苦手な方からベテランの先生まで使って頂けるように工夫しましたので、その辺りが本書の強みだと自負しております。

繰り返しになりますが、メリット、デメリットをご理解いただき、サンプルを使用して頂いてご納得の上お買い求め頂けたら幸いです。

以下より他の漢方記事が検索できますので、宜しければご活用下さい。

参考記事
目次

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最後までお読み頂きありがとうございます。

それではまた!ムセキ(@nagoyakampo)でした。

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